韓国 慶尚南道統営市(キョンサンナムド・トンヨンシ)旅行記ブログ

きっかけは、息子の成績が思わず上がったことでした。そう、「4が4個以上取れたら東アジアのどこでも連れて行く」と約束し、それが実現したのです。

どこがいいか聞くと「パパがいつも一人旅をしている韓国」、何かしたいことはあるか聞くと「タイの刺身を腹いっぱい食べたい」とのことでしたので、韓国の港町に行くことにしました。

ついでに息子は日本史が好きなので、「豊臣秀吉が朝鮮に侵攻した際、日本の水軍を苦しめた李舜臣ゆかりの地に行こう」と誘ったところ、「任せる」とのことでしたので、景観が美しい統営市にしました。

日本から現地まで

朝日本を発つと、11時には釜山金海国際空港に到着。そこからモノレールに乗り僅か2駅のところに、釜山西部バスターミナルがあります。

ここから統営には市外バスで約1時間半、本数も1時間2本くらいは出ています。

しかし、いつものことですが、韓国の市外バスはどことなく独特です。をご覧ください。運転席のすぐ後ろの席に向けて、マジックで何か書いていました。

「※電話使用禁止※ 安全運転に妨害を来たしますので、了解いただければありがたいです (靴を脱がないでください)臭いが出ます」

これが日本であると「公私混同も甚だしい」と思うところですが、韓国では「ああ、このバスの運転手さんは臭いに敏感なんだなあ」と思うくらいです。

そうこうしているうちに眠くなり、居眠りしている間に統営市外バスターミナルに到着しました。

私は寝ていて見ていないのですが、息子は「すごく長い橋を通った。

海の上を通っているみたいだった」と言っていました。全長8.2kmあるという「巨加大橋」を通ったのです。

その後、バスターミナルからホテルがある地区までタクシーで移動。6kmの道を10分くらいで移動してホテル着。ホテルが心地よいこともあり、食事や散策のほかはゆっくり休みました。

ちなみに、夕食の刺身はこんな感じでした。

隣接した席では、50過ぎくらいのおじさん・おばさん6名がいました。話しかけてきたので、韓国語で「日本から李舜臣の遺物を見にきた」と話すと、驚いていました。ちなみに、彼らは中学時代の同級生らしいです。

35年経っても年1回集まっている彼らが少しうらやましいです。

閑麗水道眺望ケーブルカー

翌日、起きてみると、夜半降った雨は止んでいました。そこで、統営屈指の任期観光スポットである「閑麗水道眺望ケーブルカー」に乗りに行きました。すると、すごい霧で、せっかく着たのに少しがっかりしました。

ケーブルカーで同乗した韓国人家族は「ソウルから来たのだが、よりによってこの天気だ」と言っていました。私が韓国語で「私たちは日本から来た」というと、「それは残念だったでしょう」と慰めてくれました。
韓国の春は天候が変わりやすいので、来るとすれば秋がベストシーズンかもしれません。

亀甲船

気を取り直して、今日いちばん行きたかった亀甲船見学に行きました。

亀甲船は、李舜臣将軍が兵力に勝る日本の水軍に対抗するため、板屋船の屋根に鉄製板を覆うことで、特に火矢を防ぐことで、船団への突撃を可能にした軍船です。

港の一角に全長30mくらいの船が展示されていました。「原寸どおりに再現しているとすれば、意外と小さい」というのが正直な印象です。

でも、上の写真のように、当時使われていた兵器や兵士の服装までよく再現された展示物は充実していました。

東ピラン壁画村

そのうちに天候が回復してきました。なので、これまた統営では人気のある観光スポット「東ピラン壁画村」に行きました。

壁画の出来自体は、正直言って玉石混交と言ったところです。上の絵のように何を書いているのかよく分からないものもあれば、下の絵のように細密なものまで様々です。

それでもここは行く価値があると思います。それは、壁画村自体が小高い丘の上にあるので、見晴らしがよいからです。丘の上から市外を眺める景観は、少しだけですが「東洋のナポリ」の雰囲気が感じられます。

ちなみに、壁画村では「もしかして日本人ですか」と日本語で話す初老の男性と出会いました。日本語が非常に達者な方で、付いていこうか迷ったのですが、みやげ物屋などに案内されるのも煩わしいので、「バスの時間があまり残っていないので」と韓国語で会話して別れました。

洗兵館

統営は、朝鮮時代に下三道(慶尚、全羅、忠清)の水軍総指揮官である「三道水軍統制使」になった李舜臣将軍が、本営を置いた場所とされています。

ただし、火災による消失などにより、現在は客舎であった「洗兵館」のみが残されています。洗兵館は朝鮮時代に建造された木造建造物としてはもっとも大きなものとされています。本営が消失したのが残念と感じたのか、兵営を再現した展示物もありました。

大型マート

戻りがてら、バスターミナル付近の大型マート(E-MART)に行ってきました。

韓国料理などを作るための食品は充実していましたが、衣料などそれ以外のグッズはあまり見るべきものがありませんでした。

ちなみに、ここは売り場に入る前、大きなカバンを警備員に預けていくシステムになっています。

カバンを預けて買い物を済ませ戻ろうとすると、運悪く警備員のおじさんが交代していたのです。

私たちがカバンを取ろうとすると「誰が好き勝手に取るのか」などと言われました。

一瞬のことで、どう言おうかと口ごもっていると、やり取りを見ていた40くらいのおばさん2名が「知らなくてそんなことを言うのか?この人たちはもう買い物が終わったのよ!」とすごい勢いで言ってくれました。

無事にカバンを取り返した後、おばさんたちにお礼を言うと、「ここの警備おじさんは、いつも愛想が悪いのです」などといっていました。このように、見知らぬ人に話しかけるだけでなく、第三者が介入してくるのが韓国の特徴とも言えます。

帰路

行きと同じコースで釜山に到着、夕方5時の飛行機で帰りました。ちなみに、行きも帰りもエアプサンを使ったので、往復飛行機代は1人1万6千円で済みました。

ホテル代・食事代・交通費を含めても1人4万円程度にしかならず、国内旅行並みの低価格で行けた旅でした。

宿泊先カリフォリニアホテル(統営市港南洞239-5)

白亜の建物で、ぱっと見はかなり豪華。内装やアメニティは、カップル向けのモーテルと家族向きの一般ホテルを折衷した感じですが、趣味の悪さは感じませんでした。普通に綺麗でくつろげるホテルですが、残念なことにベランダの掃除までは行き届いてなく、ハトの糞が何個かありました。

インターネット接続可能なパソコンが装備されていましたが、フリーWi-Fiなどはありませんでした。また、韓国の中級以下ホテルでは珍しく、バスタブが付いていました。

ホテル自体のロケーションはよく、付近には食堂街の他、後に説明する亀甲船などの観光地もあります。

Agodaでの予約で素泊まり1人1泊50000ウォン(約5000円)でしたので、それなりのコストパフォーマンスであったと思います。

現地の人について思った事

韓国旅行に行くといつも思うのですが、とにかく気さくに声をかけてくる方が多いです。特に今回は中学生の息子といっしょだったので、なおさらでした。

例えば、刺身店で隣接した席から、ケーブルカー内で、東ピラン壁画村で、大型マート内で、・・・と日本より数倍多い気がします。あと、ネット上でまことしやかに言われるような日本人に対する侮辱を聞くことはありませんでした。

韓国の料理について感想

統営は海に面していますので、海産物が有名な町です。特に韓国ではホヤの名産地として知られています。

そこで夕食には刺身定食(フェッジョンシク)を食べました(2人前60000ウォン)。こう書くとショボい印象を持つかもしれませんが、名物のホヤのほか、タイ・スズキ・ヒラメ等の刺身が山盛りになって出てくる上、ミッパンチャン(小皿に盛ったおかず)約20種類、締めにメウンタン(魚の辛味鍋)まで出てきてこの値段は日本ではありえない価格です。

私自身は、ミッパンチャン3品以外はおいしいと思いましたが、中学生の息子はミッパンチャン10品くらい口に合わなかったようです。

旅行をしていて気になった事注意点

韓国の地方都市は、日本語はおろか英語もほとんど通じないと思って旅行に出かけた方がよいです。

ついでに書いておくと、旅行会話集などでよくある韓国語のカタカナ書きもまず通じません。そのため、スマホの韓国語会話アプリなどを準備しておいた方がよいでしょう。

また、韓国地方都市の場合、ホテル等にもフリーWi-Fiが装備されていないところが多いので、Wi-Fiレンタルがあったほうがよいです(子ども連れの場合、退屈させてしまうことになります)。

先に書いたように、韓国人は見知らぬ人に気さくに話しかける文化があります。それが韓国語であれば全く問題ありませんが、日本語で話しかけられた場合は少し注意が必要です(二人以上で旅行した場合、日本語を聞かれている)。

もちろんいい人も多いのですが、みやげ物店などに誘導される場合もあります。観光案内されて、みやげ物店に案内された場合、はっきりと断る勇気を持ちましょう。

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