2月イタリア ヴェネツィア、ローマの観光名所を巡る旅行記ブログ

アイルランドに半年間住んでいた私は、まだ厳しい寒さの残る2月末にヴェネツィアとローマを訪れました。

ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅から一歩出て、前に流れる運河と立ち並ぶ建物を目にした時、こんなにも美しい街が存在するのか、と一瞬で心を奪われました。

ヨーロッパの街並みはもう見慣れたはずなのに、ヴェネツィアは今まで見たどの街にも似ていません。

「水の都」と称されるように、街中に運河が張り巡らされているため、車両の乗り入れは禁止されており、人々は船か徒歩で移動します。

どこの景色を切り取っても綺麗で、街を歩いているだけでわくわくします。

ヴェネツィアでは、”Alle Botte”というホステルに滞在しました。

入口がとても細い路地の中にあるので、見つけるのに少し苦労しましたが、辿り着くとイタリア人オーナーが温かく迎えてくれました。

彼は一軒家をホステルに改装しており、私の他にもアメリカやスペイン、メキシコから来ている宿泊者がいました。

オーナーは、地元の人たちが行くようなリーズナブルで美味しいレストランや、観光地への行き方を熱心に説明してくれました。

彼はなんと4か国語(イタリア語・英語・スペイン語・フランス語)を操るそうです。個人的に、オーナーの人懐っこい性格にとても好感を持ちました。

Alle Botte – Appartamento a Veneziaに宿泊

Calle delle Botte, 1889/a, 30125 Venezia VE

一般的なホテルと一味違うのは、一軒家を宿として提供しているので、他の宿泊者とシェアハウスをしているかのような感覚で泊まれるところです。

サン・マルコ寺院などのメインの観光地やヴェネツィア・サンタ・ルチア駅がいずれも徒歩圏内で、周りにはレストランやショップも多く立ち並び、立地としては非常に便利です。

オーナーのイタリア人はとてもフレンドリーで、地元の人が通うような美味しくて安いレストランをいくつか教えてくれました。

家を借りるような形で宿泊できたので、まるでヴェネツィアに住んでいるかのような気分を味わうことができました。

ブラーノ島とムラーノ島を観光

1日目はヴェネツィア本島を散策し、2日目はヴァポレットと呼ばれる船で少し離れたブラーノ島とムラーノ島を訪れました。

ブラーノ島はヴェネツィア本島から船で40分ほどのところにあります。

様々な色で塗られたカラフルな家々が特徴的で、レース編みの生産でも有名です。短い船旅を終え島に降り立つと、まるで絵本の世界に迷い込んだような光景が広がっていました。

人口3000人ほどの小さな島なので、徒歩1時間ほどで周ることができます。

その日は天気も良く、青い空を背景に色鮮やかな家が映え、至る所で写真を撮る観光客を見かけました。

もちろん普通に住んでいる地元の人々もいるので、毎日たくさんの観光客がやってきて、自分たちの家の写真を撮られるというのはどの様な気持ちなのだろうと、勝手に心配してしまいましたが、もう慣れっこなのかもしれません。

ブラーノ島を散策した後は、また船に乗りムラーノ島に向かいます。

ムラーノ島は、ヴェネツィアン・ガラスの生産地として有名で、島内にはガラス製のアクセサリーや食器のお店が多く並んでいます。

お店をいくつか覗いた後、サン・ピエトロ・マルティーレ教会へ足を運びました。教会の内部にはヴェネツィアン・ガラスで作られたシャンデリアや、ベッリーニによって描かれたバルバリーゴ祭壇画が飾られています。

私が訪れたときは、丁度パイプオルガンの演奏があり、ひやりとした冬の空気の中を流れる美しい音色に耳を傾けました。初めて訪れた場所なのに、何故か心が落ち着く不思議な空間でした。

翌日は、再びヴェネツィア本島内を散策し、サン・マルコ寺院を訪れた後、オーナーに別れを告げ電車でローマへ出発しました。

ローマに着いた時には夜になっていましたが、どうしても映画『ローマの休日』の中で、ヒロインのアン王女がジェラートを食べるシーンが撮られたスペイン広場が見たかったので、ホステルにチェックインした後歩いて行きました。

夜なので観光客も少なく、想像していたよりもずっと静かです。

ライトで照らされた階段を登ると、ローマの街並みを見渡すことが出来ました。ずっと訪れたい街の一つだったので、とうとうローマに来たんだな、と感慨深い気持ちになりました。

ローマでは、”The Yellow Hostel”というホステルにとまりました。

The Yellow Hostel

ローマ・テルミニ駅から電車で一駅のところにあります。私が泊ったのは、女性専用の4人部屋で、シャワーもトイレもついていました。ホステルと聞くと、衛生面や安全面に不安を抱く方もいるかもしれませんが、掃除が行き届いていて清潔であり、自分でパスワードを設定できる金庫も無料で利用できるので安心です。一階にはバーもついており、宿泊者は安く利用できます。最寄りの駅まで徒歩3分なので、観光地巡りを効率よく楽しむことができました。

朝目覚めると、街中に雪が降り積もっていました。

アイルランドに住んでいたので、イタリアはアイルランドよりもずっと暖かいのだろうと勝手に思っていましたが、雪が降るくらいの気温なので外は当然凍えるほど寒いです。

電車は動いていたので、ヴァチカン市国を訪れたのですが、雪の影響でサン・ピエトロ大聖堂も、ヴァチカン美術館も閉まっていました。

トレヴィの泉や真実の口、パンテオンは見ることができましたが、その後向かったコロッセオも雪のため閉まっており、諦めて一度ホステルに戻りました。

天気のことはどうしようもないので、気持ちを切り替えてイタリア料理を楽しもうと思い、調べていたレストランへディナーに行きました。レストランの名前は、 “Santi”と言います。

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★Ristorante Santi

住所:Via Daniele Manin, 55, 00185 Rona RM, Italy
営業時間:12:00-15:00, 17:00-23:00, 日曜休

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ローマ・テルミニ駅から徒歩5分ほどの、レストランやお土産屋さんが立ち並ぶ通りにあります。

いい意味であまり格式高すぎず、気軽に1人でも入れるカジュアルで家庭的な雰囲気です。単品でも注文できますが、何といってもコースがお勧め。

パンとパスタ、メイン料理(肉料理)、デザート、グラスワインまでついて、なんと10€です。

物価の高いヨーロッパでは破格の値段です。この他にも魚料理をメインとした15€のコースもあります。

私は10€のコースを頼み、パスタをペンネ・アラビアータ、メイン料理をチキンにしたのですが、本当に美味しかったです。

味付けも濃すぎず薄すぎず、日本人好みです。ちなみにこのレストランが気に入ったので翌日も訪れ、15€のコースでパスタをボンゴレ、メイン料理をイカのフリットにしたのですが、そちらも絶品でした。

翌日は天気も良くなったので、ヴァチカン美術館とサン・ピエトロ寺院を再度訪れました。2月なのでオフ・シーズンのはずですが、両方とも長蛇の列です。

先にヴァチカン美術館に入ると、サン・ピエトロ寺院へ抜ける出口があるため、サン・ピエトロ寺院には並ばずに済むという情報を入手していたので、ヴァチカン美術館の列に並びます。

手数料が少しかかりますが、ヴァチカン美術館のチケットもオンラインで予約しておく方が賢明です。

私は予約をしていなかったので、寒空の下震えながら1時間半ほど列に並びようやくチケットを買うことが出来ました。

世界最大級の美術館とも言われるのもそのはず、ヴァチカン美術館は24もの美術館や博物館、礼拝堂で構成されています。

ラファエロやダ・ヴィンチの有名な作品や、迫力ある天井フレスコ画を生で見ることが出来て満足しました。とりわけシスティーナ礼拝堂で見ることができる、ミケランジェロの作品「最後の審判」は圧巻でした。

事前に手にしていた情報通り、システィーナ礼拝堂からサン・ピエトロ寺院に抜ける出口があったので、そこからサン・ピエトロ寺院に向かいます。

作家沢木耕太郎さんのノンフィクション小説『深夜特急』の中で、沢木さんがサン・ピエトロ寺院にあるピエタを見て、ミケランジェロの才能に衝撃を受けるシーンがありますが、私もしばらくピエタの前で立ち尽くしました。

十字架から降ろされたキリストを抱くマリアの表情は、何とも形容し難く、哀しみなのか、愛情なのか、そのまま慈悲として受け止めて良いのか、いずれにしてもその繊細さ、複雑さは見ている人の心を掴みます。その余韻を残しながら、サン・ピエトロ寺院を後にし、またいつかイタリアを訪れようという決意を胸に、翌日のフライトでアイルランドへ戻りました。

現地の人について思った事感想

一括りにすることは出来ないですが、一般的によく言われるように、イタリア人は陽気でフレンドリーな人が多いと思います。

また、感情を表に出すので、良くも悪くも喜怒哀楽がわかりやすい傾向にあります。シャイだと言われる日本人とは対照的なように思われますが、気のいい人が多くお話好きなので、友達になると楽しい時間を一緒に過ごすことができます。

イタリア料理について

滞在中に色々なイタリア料理を試しましたが、印象的だったのはやっぱりパスタです。

生地がもちもちしていて絶妙の湯で加減でした。ボンゴレやペスカトーレなどの魚介のパスタはもちろん、シンプルなトマトソースのパスタも絶品でした。

海外旅行に行くといつも日本食が恋しくなるのですが、イタリア料理は毎日食べても飽きませんでした。

イタリア旅行で気になった事・注意点

私は特に怖い目には遭いませんでしたが、やはり観光地ではスリやひったくりなどの被害が多いようなので常に気を付けて置く必要があります。

私の場合は、腰に巻くポシェットに財布やパスポートなどの貴重品を入れ、上からコートを羽織って隠し、絶対に盗まれないようにしていました。

写真を撮っている時やガイドブックを見ている時に狙われやすいそうなので、あまりわかりやすくスキを見せない方がいいと思います。

また、「イタリアンにまずいものなし」と思いがちですが、観光客向けのレストランでは冷凍食品を高い値段で出す店もあります。

私もヴェネツィアで適当に入ったレストランで、イカのフリットとグラスの赤ワインを頼んだら、レンジで温めただけの料理と何故か冷やされた赤ワインが出てきて、その2品に30ユーロ近く支払う羽目になりました。

私のリサーチ不足が要因ですが、その3分の1の値段で美味しい料理のコースとワインを楽しめるお店もあるので、レストランは下調べをしてから入ることをお勧めします。

イタリアおすすめのお土産

チョコレート

イタリアには美味しいチョコレートがたくさんあります。高級チョコレートはもちろん、スーパーで売っているようなリーズナブルなチョコレートもばらまき土産としてお勧め。

ヴェネツィアン・ガラスのアクセサリー

ヴェネツィアでは至るお店でヴェネツィアン・ガラスのアクセサリーが売っています。高いものもありますが、物によっては10€前後で買えるものもあります。

 

イタリアおすすめのお土産店

Venchiというチョコレート屋さんがあります。上質な材料で作られたチョコレートは、甘すぎず大人の味。

パッケージもお洒落です。空港にも店舗があるので、帰国直前に買うことが出来ます。

値段は少し高めですが、日本ではあまり見かけることがないので、お土産に最適だと思います。

ちなみにジェラートも売っているのですが、そちらも最高に美味しいです。

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