メキシコ旅行記!サンクリストバル・デ・ラス・カサスに3ヵ月滞在!

サンクリストバル・デ・ラス・カサスはメキシコ南部チアパス州の小さな街で、グアテマラ国境に程近い場所に位置しています。

私はグアテマラに入国するための中継地点として立ち寄っただけだったのですが、その魅力に引き込まれてしまい、なんと合計で3ヶ月も滞在してしまいました。

そんなサンクリストバルの魅力を紹介させてください。

JAGUAR YOU HOSTELに宿泊

中心地から歩いてすぐの好立地です。工芸品市場、大きな食品市場まで徒歩数分。バックパッカー向けのホステルで、宿泊料は個室1泊200ペソ(2015年当時)。

中庭を囲むようにコの字型に個室やドミトリーがあり、キッチンは自由に使うことができます。

この宿の一番の魅力は、お茶目で陽気なメキシコ人オーナー。

オーナーが宿泊者みんなを誘って観光に連れて行ってくれたり、お昼ご飯に一緒に着いて来たり(笑)、スペイン語やメキシコのことをたくさん教えてくれたり、すごくお世話になりました。

他の宿泊者が高熱を出した時は一緒に病院に同行したりもしていました。

宿泊者全員にフレンドリーで、宿泊者同士が自然と仲良くなるような環境作りがされていたように思います。とても居心地がよく素敵な宿でした。

石畳が敷き詰められた歩道に趣のあるコロニアル建築が立ち並び、ただ歩いているだけでも楽しく女心をくすぐります。

中心地には二階建て以上の高い建物はなく遠くには壮大な山が覗き、ゆったりとした穏やかな時間が流れます。

街中にいくつもある教会は、ヨーロッパのものとはまた違った雰囲気で可愛らしいです。

歩行者天国にはお洒落なカフェや雑貨屋さん、オーガニックショップやファーマーズマーケットなどが多くあります。

サンクリストバルでカフェ巡り

サンクリストバルでの楽しみの一つが食べ歩きです。まずはカフェ巡り。

サンクリストバルの周りにはコーヒー豆の生産地が多くあり、美味しいコーヒーが安く飲めます。雰囲気のいい庭付きのカフェも多く、コーヒー好きにはたまりません。

サンクリストバルはメキシコで一番物価の安い街とも言われているだけに、大きくて分厚いアルゼンチン牛も安く食べられます。

肉の部位によって価格は違いますが、1ポンドのステーキで1500円ほどでした。(2015年当時)

そしてメキシコといえば、テキーラ!メキシコに来るまでは罰ゲームの印象が強かったテキーラですが、その印象がガラッと変わりました。

美味しいものだと喉がカッと焼ける感覚はありません。喉がとろ~り温かくとろけるようなそんな感覚があり、深い甘みと熟成された香りを感じることができます。

本場メキシコで本当に美味しいテキーラに出会い、一口一口ゆっくり味わいながら飲むテキーラの良さを知りました。

スーパーにはたくさんの種類のテキーラが並んでいます。お値段もピンキリ。プラスチックボトルのテキーラなんかもあり、そのお値段なんと300円(2015年当時)ほど。

こういった安すぎるテキーラは、メキシコ人曰く「飲むと失明する化学薬品テキーラ」と呼ばれているようです。

サンクリストバルの市場でローカルを体験

ツーリスティックなエリアがある一方で、少し歩くとローカルな市場や、民芸品市場もあります。

このあたりは民族衣装を着た先住民が多く、マヤの末裔たちの民族色強い文化を感じることができます。先住民の言葉も聞こえてきます。

サンクリストバルでは様々な人種や民族が混ざり合って暮らしており、エリアによって雰囲気がガラッと変わるのもとても興味深いところです。

サンクリストバルの市場は、朝早くから夕方まで常に活気がありエネルギッシュです。

市場には庶民の生活が溢れていて、その土地の人々の生活を垣間見ることができるような気がします。

色とりどりの野菜やフルーツが綺麗に陳列されていて、見ているだけでワクワクします。

見たことのない果物や、得体の知れない虫も売られています。頼めばちょっと試食させてくれることも。

精肉売り場も見事な陳列。鶏肉の並べ方には驚きました。購入したい重さと部位を伝えると、メキシコ人のお姉様方が大きな出刃庖丁でザクッザクっと手際よく捌いてくれます。

食品だけでなく、日用雑貨や民芸品も売っています。大抵のものはこの市場で揃います。

市場には食堂が立ち並ぶエリアもあります。何回か行くとお店のおばちゃんともすっかり仲良くなり世間話をする仲に。おばちゃんの作るモーレは絶品です。

この市場には毎日かかさずに通い、日本では見かけない食材を買って宿で調理してみたり、宿泊者のメキシコ人にメキシコ料理を習ったりしていました。

サンクリストバルの魅力として、さらに特筆すべきことは、雑貨や織物などの民芸品がとにかく可愛いことです。

サント・ドミンゴ教会前には、毎日のように露店がたくさん出ています。

カラフルな手織りの民族衣装やメキシコ刺繍の施されたブラウス、琥珀など民芸品の宝庫で、メキシコらしい色彩に溢れています。

どれもお値段は手頃で、あれもこれもとついつい買いすぎてしまいます。

サンクリストバルの近隣には見所もたくさんあります。

日帰りで参加できるツアーが出ていて、私もいくつか参加しました。

サンクリストバルから50kmほどの場所にあるスミデロ渓谷。渓谷の間を流れる川をボートで巡ります。

渓谷の高さは高いところで900mほどあり、見上げてみるとかなりの迫力です。渓谷の間から覗く青空も綺麗でした。

 

川には野生のワニや鳥も生息しています。

川を往復して2時間ほどのクルーズツアーでした。大自然を肌で感じることのできるツアー、お勧めです。

サンフアンチャムラという小さな村への乗馬トレッキングツアーにも参加しました。私の他に5~6人の参加者がいました。

中心地を少し離れた街中からいきなり馬に乗せられます。二言三言説明を受けたあと練習などは一切なくすぐに出発です。最初から結構なスピードで馬は勝手にパカパカと走り出します。さすがは海外です。馬たちも乗馬初心者を乗せることに慣れているのか、こちらが特別な操作をせずとも勝手に進んでいきます。

街中を抜けると、どんどん山の中に入っていきます。アドベンチャー感が増していきます。

舗装された道から足場の悪い山道へ。時々、馬が道端の草を食べ始めたり速度を緩めたりすると、馬乗りのガイドが鞭で馬を叩き、ヒヒーンと馬たちは再び走り始めます。

馬は結構なスピードを保ちながら走り続けます。

約1時間かけてようやく目的地のサンフアンチャムラに到着です。

サンフアンチャムラの滞在時間は1時間。この村の見どころは呪術教会とこじんまりした民芸品店です。

外観はかわいらしいこの呪術教会ですが、中に入ると何とも言えない独特の雰囲気に包まれていて、なんだか怪しい呪術や祈祷術が行われていました。

中は撮影禁止だったので写真がないのが残念です。

サンフアンチャムラでの自由時間が終わると再び馬に乗って、来た道を戻りツアー終了です。

往復で2時間ほどの乗馬、乗馬初心者の私はお尻の皮が剥けしばらくは辛い思いをしましたが、とてもいい体験ができました。日本ではなかなかできないアドベンチャーツアーです。

日本ではまだまだ知名度の低いサンクリストバル・デ・ラス・カサス。

日本からの道のりはかなり遠く、首都のメキシコシティからでさえも決してアクセスが良いとは言えませんが、その分変に観光地化されておらず、今でも昔ながらのメキシコの素朴な風景が残る魅力的な街です。

サンクリストバルには語学学校や家庭教師などもたくさんあり、お手頃な価格でスペイン語を勉強することもできるので、長期の旅の予定が決まった際には是非旅のルートに入れてみてください。

サンクリストバルの人について

メキシコ人はとにかく陽気です。さすがラテン!と言った感じ。

田舎街のサンクリストバルの人は特に親しみやすく、外国人の私もいつのまにか現地の生活にスッと溶け込んでいるような感覚になりました。

知らない相手とも気軽に挨拶をして、最近どう?なんて会話が始まりますし、くしゃみをすればどこからか「サルー!(くしゃみをした時の掛け声のようなもの)」という声が聞こえてきたりします。

なんだかほっこりしますよね。人との繋がりが希薄化している東京にちょっと疲れていた私にはとても居心地が良い街でした。

しかし良く言えば陽気ですが、少し悪く言ってみると、みんないい加減で適当です。

細かいことは気にしない人が多いので、日本と同じ感覚でいるとイライラしてしまうこともあるかもしれません。

しかしメキシコのそんな雰囲気をも楽しんでしまうことが、旅行を満喫するコツだと思います。

サンクリストバルも料理について

タコスの屋台は街のそこかしこにあります。毎日いくつも屋台を食べ歩き、お気に入りの屋台を見つけるのが楽しみの一つでした。

左:トマト煮込み 右:モーレ

モーレは古くからあるメキシコの家庭料理。

ハヤシライスのような見た目ですが、チョコレートをベースにしたソースで作られているのです。

チョコレートの他に何種類ものチリやスパイス、ナッツ類、果物などが材料として使われているようです。

ほんのり甘いけれどチリの辛さがガツンとくる不思議な味です。

メキシコビールといえばコロナビールが有名ですが、他にも美味しいビールがたくさんありました。

なかでも私がハマっていたのが、ミッチェラーダと呼ばれるタバスコ入りのビール。これがなかなか癖になる味なのです。

他にも、トマトシーフードビール、ライムビールなどコンビニやスーパーでも気軽に買えます。

メキシコ旅行で注意する事

英語はほとんど通じない

メキシコの言語はスペイン語です。田舎のサンクリストバルでは、英語はほとんど通じません。フレンドリーな人が多いので、言葉が通じなくても十分楽しく旅はできますが、簡単な単語や数字だけでも覚えておいたほうがいいのは確かです。

夜の外出は注意!治安は良くない

また治安についてですが、旅行者が多く賑わっている中心地を出ると物騒なニュースも多いそうです。特に夜間など、人通りのないところには近づかないようにしたほうがいいです。

メキシコでは覚醒剤や大麻が広く蔓延しており、旅行をしているだけでもかなり身近に感じました。サンクリストバルにはヒッピーも多く滞在しており、街中を歩いているとどこからかアレレ?というような臭いが漂ってくることもあります。

私もバーで隣になった欧米人に勧められた経験がありますが、もちろん断りました。決して興味本位で手を出してはいけません。

食事に注意

タコスの屋台は当たりもあればハズレもあり、免疫のない旅行者はお腹を壊すこともよくあるそうです。

人気のない屋台は古い食材を使い続けていることもあるようで、なるべく賑わっている屋台で食べるようにしていました。

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