ドイツハイデルベルグに留学とホームステイ体験記

ドイツハイデルベルグに留学とホームステイ体験記

初めての留学は大学3年生のときでした。進路選択時に見たテレビで、ドイツの病院で働きたいという夢が膨らみ、せっかくだから時間のある学生期間中に行動に移してみようと決断しました。

英語は日常会話が少し話せる程度で、英語を話すこと自体に恐怖や不安はありませんでしたが、ドイツ語は本当に齧る程度の準備であったため、不安が大きかったのを覚えています。

ドイツでもせっかく住むのなら、大きな大学があり、学生に人気の緑豊かな穏やかな街であるといった理由からフランクフルトから1時間程度離れた、ハイデルベルグにしました。

幼いころから、海外には家族で頻繁に旅行していたため、飛行機に乗ることなどに対しての抵抗はなかったのですが、長期間親元を離れて過ごすのは初めてであったため、ホームシックにならないか心配でした。

そのため、学生寮に1人で暮らすのではなく、現地のドイツ人家族の元で、普段からドイツ語を話すことに慣れようと思い、ホームステイで3ヶ月過ごすことに決めました。

ホストファミリーと対面

ハイデルベルグ ホームステイ

無事に10時間のフライトを終え、フランクフルトから送迎サービスでホースステイ宅には夜7-8時ごろに到着しました。到着したものの、ホストファミリーの自宅がモールの上にあるおうちであったため、入り口を探すのに一苦労でした。

なんとか家族とも連絡がとれ、自宅に上がらせてもらい、つたない自己紹介をして、自分の部屋に通してもらったときにホッと一安心したのを鮮明に覚えています。

ホストマザーが夕食を用意していてくれたのですが、苦手な豆のスープが山盛りつがれ、食欲もなかったのですが、頑張って笑顔で完食しました。その後ぐっすりと泥のように眠り1日目が終了しました。

ホストマザーは、1人娘を育てながら、大学院で勉強もしている忙しい人だったので、基本的には夕方以降しか自宅にいなく、台所を自由に使わせてもらえたり、外出も時間を設けられることなく、かなりリラックスして過ごせました。

ドイツの家庭料理

ドイツの家庭料理は、想像以上に茶色い食べ物が多く、本当に毎食ポテトが様々な形で出てきました。ふかしイモ、マッシュポテト、おもちのように柔らかくまるめたポテトなどなど。かけるソースも様々で工夫を凝らしてはいるのですが、さすがに1ヶ月経過すると、パスタだけの日がとても嬉しかったです。

シングルマザーで、忙しい人であったせいなのか、冷食が並ぶことも多く、品数も少なかった印象です。

他のクラスメイトも、ドイツのホストファミリーと住んでいたのですが、クラスメイトの家庭料理の方がかなり凝っていて、毎回5品など並んでいて、おなか一杯に食べられるため困っているという話も聞いたことがあり、どちらが良かったのかは何とも言えません。

物を大切にするドイツの文化

ホストマザーは、節約家でもあったため、文化の違いに気をつかってくれていたこともありますが、シャワーを浴びる時間はなるべく短時間にするようにといったことや、髪は3日1回洗う方がいいのよと、さりげなくアドバイスされたこともありました。

これはドイツ人全体に言えることかと思いますが、エネルギーや物を大切にするため、無駄遣いはせずにつつましく生活している人が多いです。

洗濯は週に1-2回、ホストマザーがしてくれました。洗濯が終わると畳んで部屋に置いておいてくれました。日本にいる母を思い出し、心がじんわり温かくなりました。

掃除もいない間に掃除機をかけてくれていましたが、なるべく綺麗に整理整頓をすることを心掛けたので、特にトラブルを起こすことはなかったです。

朝夕食時は必ず家族そろって席につきました。中学生の娘さんに対しても、大学生の私に対しても、分け隔てなく褒めてくれたり、注意してくれたりと、心が大きなホストマザーでした。

私のつたないドイツ語にも、耳を傾けてくれて一生懸命コミュニケーションをとろうとしてくれたことはとてもありがたかったです。

やはり言語を覚えるには、ミスを恐れずに自分から積極的に話して、ネイティブの話す言葉をシャワーを浴びるように聞いていくことが、振り返るととても大切であったと感じます。

ドイツのクリスマスを体験

ハイデルベルグ ホームステイ ハイデルベルグ ホームステイ

ちょうど滞在した時期が、11月初めから1月最後までであったため、クリスマス、ニューイヤーと1年で大きなイベントをドイツで過ごすことができました。

ハイデルベルグ ホームステイ

ドイツ人にとって、クリスマスは大きなイベントであり、12月1日からクリスマスまで毎日カウントダウンしていきます。家の中にもツリーやオーナメント、窓に雪柄のステッカーを貼ったりとデコレーションをたくさんしました。

ハイデルベルグ ホームステイ ハイデルベルグ ホームステイ ハイデルベルグ ホームステイ

アドベントカレンダーといって、主に子どもたちの楽しみでもありますが、毎日小さなお菓子の入ったカレンダーを開けて、ファミリーの娘さんと一緒にお菓子を食べていました。

ハイデルベルグ ホームステイ

特別に私専用のアドベントカレンダーも用意してくれていて、家族の一員として迎えられているのが伝わり、日本にいる家族が恋しくなりつつも、泣き出すようなホームシックにはならずにすみました。

クリスマス当日は、親戚家族の集まりにも呼んでもらい、一緒に豪勢な食事を楽しむことができ、貴重な経験をすることができました。

ホストファミリーと過ごした3ヶ月は今振り返っても、とても特別な時間でした。

 ホームステイ先の家族について感想

40代半ばのホストマザーと、中学生の娘さんの2人暮らしのホストファミリーでした。基本的に母娘とも、私のつたないドイツ語を一生懸命聞いてくれる、とても良い人で信頼のできる人たちでした。

母が大学院でいない間に、娘さんとクッキーを焼いていたのですが、真っ黒に焦がしてしまい2人で大笑いしたのも覚えています。

娘さんも私も料理が苦手で、パスタものびてしまうほどよく失敗して、あとでホストマザーにも笑われて、和やかな雰囲気で休日を過ごした思い出もあります。

ホストマザーは、ドイツが東西に分断されていた当時の話もワインを飲みながら、ゆっくり語ってくれたこともあり、ドイツ語と英語を混ぜながら、なんとなくでしたが、大変な日々であったことが伝わってきました。当事者の話を聞くことは初めてであったため、とても大切な日になったことを覚えています。

ホームステイで注意するべき事

ホームステイは、その国の文化を知るには、うってつけの滞在方法だと思います。郷に入っては郷に従えという教えの通り、その国のルール、その家族のルールをしっかりと確認し、守ることが大切です。

あくまでおうちにお邪魔しているお客さんではありますが、家族の一員であると心がけて、積極的に家事を手伝うことも、お互い気持ちよく過ごすコツです。

ホームステイ前にお土産に悩むことがあると思いますが、思っているよりもお土産は喜んでもらえません。ホストファミリーもお土産を期待してはいません。

それよりもお別れのときに、きちんと自分の言葉で綴った手紙を折り紙の鶴や、写真などを添えて手渡した方が、感謝の気持ちが伝わります。

ホームステイで嫌だった事

ホストマザーは2度離婚をしており、その当時はまた新たな恋人もよくおうちに遊びに来ていました。思春期の娘さんがどのように感じているのか、なかなか気まずい雰囲気になることはありましたが、お互いプライベートな空間でなんとなく空気を読みながら、過ごす日もあったことを覚えています。ホストマザーの交際は、やや複雑なものでした。

ホームステイをして良かった事

当たり前のことですが、ホストファミリーを通して、現地の生活を知ることができました。家族と同じように食事をとり、規則正しく生活をし、お互いに助け合うことで、言葉だけでなくコミュニケーションをとれるようになったと思います。この3ヶ月間があったからこそ、自分の中で海外に対するハードルがより低くなり、将来への視野も広がったと思っています。

ホームステイをする前に事前に準備しておくと良い物

現地の言葉は事前に覚えていきましょう。到着したときに、きちんと挨拶、自己紹介ができないと、とても気まずいです。また、今はインターネットやSNSで、その国の気候を知ることができるので、適切な服装を準備しましょう。日本食が恋しくなりそうであれば、フリーズドライの軽いものを少量いれていくと良いと思います。
日本文化のもので役に立ったのは、折り紙と筆ペンです。鶴は誰に渡しても、こんなに器用に紙を操れるなんて凄い!と感動してくれました。また、名前を漢字で当てはめて創作して筆ペンで書いてあげると、これまたクール!と喜んでくれました。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA